とりあえず始めてみたジャズアルバム紹介だが、ここに書いたとおり、アップするからには責任を持とうと、アルバムを聴き直してみると印象が違ったり、新たにいいところを見つけたりで、書き直すという感じでなかなかたいへんだ。
まぁ考えすぎると続かないので、今回はここに書いたような芋づる方式の紹介でいってみよう。
あなたがもし第1回で紹介したロリンズの『サキソフォン・コロッサス』を気に入ったとしようじゃないの。そして歌心あふれる「モリタート」という曲が気に入った。または、ロリンズの太いテナーの音色が気に入った、いやいや共演者のいぶし銀のトミーフラナガンというピアノが気に入った−−など、どれかがあてはまったら、次のアルバムがあります。なんと3つとも当てはまっちゃう! ロリンズが少年時代にあこがれていたその人「コールマン・ホーキンス」。

B00008K75Tジェリコの戦い+2
コールマン・ホーキンス トミー・フラナガン メイジャー・ホリー
ユニバーサルクラシック 2003-05-21

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このアルバムはあの「モリタート」と同じ曲である「マック・ザ・ナイフ」をやっている。しかもピアノは同じトミー・フラナガン。テナーの音色はロリンズがアイドルにしていただけあって男性的な太い音である(余談になるが、最近のロリンズの音色は太くないのが残念)。
このアルバムは、後輩のロリンズのサキコロが録音されてから6年あとの作品である。

それにしてもこのアルバム、1曲目の「オール・ザ・シングス・ユー・アー」のしょっぱなから「ジェリコの戦い」「マック・ザ・ナイフ」と続き、しびれるのよ。とくに「オール・ザ・シングス・ユー・アー」の出だしとエンディングに使われる「デデダーン、デデダン、デデダーン」というフレーズがかっこいいなぁ。これってどこかで聴いたことがあるんだけど、調べてもほかのバージョンではこのフレーズがないんだよな。だれか知っていたら教えてください。

ちなみにこのアルバムは、紙ジャケブームが起きていた1995年ごろ、とにかくめぼしいものは買っておけと思って、テキトーに買っただけだった。なにが幸いするか本当にわからないものだ。それとメイジャー・ホリーという人は初めてここで聴いたのだがとても良いベースだった。
とにかくすばらしいアルバムである。ぜひお聴き願いたい。