マーケットの魔術師』という、ジャックシュワッガーが書いた投資の名著がある。
時期を変えて『マーケットの魔術師』『新マーケットの魔術師』『マーケットの魔術師株式編』と3冊でている(邦訳はパンローリング。1冊目は、はじめ日経新聞社から出ていた)。
このシリーズのなかで、ボクが一番好きな項目は、新マーケットの魔術師のなかの「マーク・リッチー」である。一般的に評価が高いのは違う人だろうが、ボクはこの人からいちばん影響を受けた。

493910334X新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密
ジャック・D. シュワッガー 清水 昭男
パンローリング 1999-03

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シュワッガーの「買いから売りへ、またはその反対にシフトするよう、平均何回シグナルが出るのでしょう?」という質問に対し、「一般的には、それぞれのマーケットで年に一回から五回です」とマーク・リッチーは答えている。
以下最後のやりとりを要約しよう。

「ほとんどの人が思うよりもかなり少ないですね」
「私としては、トレードの回数は年に一回にしたいと思っています。実際、いままでの最高のトレードの一つは、四年間にわたってポジションを抱えていたトレードです」
「それは何のトレードですか?」
「大豆粕の買い/大豆油の売り、このポジションの限月を移管しながら、ロールオーバーしていきました」
「このトレードを長期化させた原因は?」
「毎月の利益です」

年1回のトレードが理想というのは、本当に「1回だけポジションを持つ」ということではなく、1つの方向にずっと持ち続けるという意味だと思う。
それにしても長期化させた理由が、そのときのファンダメンタルズがどうしたこうしたではなく、毎月儲かったからというんだからね。う〜ん、カッコイイぞ。

ジャズで「マイ・フェイバリット・シングス」といえば、コルトレーン。
ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」で有名な曲だが、コルトレーンはソプラノサックスで、えんえんと長尺のアドリブを繰り返し、鬼気迫るというか呪術的な雰囲気さえ醸し出す。
愛奏曲だったこの曲はコルトレーンがお亡くなりになるまで、何回もレコーディングされた。たしかこのアルバムがレコードでは初演である。
B000002I53My Favorite Things
John Coltrane
Wea International 1990-10-25

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