みなさんは『イカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)』を覚えているだろうか? 
平成元年にTBS系で放送されたこの番組は、当時萌芽のあったバンドブームに火をつけ、深夜番組にもかかわらず音楽好き以外も巻き込んで全国的な一大ムーブメントとなったのだ(だが、関西エリアだけは全く放送されなかったので知らない人も多い)。

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で先日、このイカ天について知人と話をしていたら、たくさんのことで食い違いが生じたので驚いた。というのも、ぼくは1回目から審査員が変わるあたりの約1年数ヵ月、熱心にず〜っと見ていたから番組の内容についてはとても自信があるのだ(ぼくはもちろんジャズ以外も聴く)。

で、よくよく聞いてみると相手の知識は、イカ天についての単行本や雑誌記事、そしてインターネット百科「ウィキペディア」からだったのである。そいつは文献によるモノだからおまえ(ぼくのことだ)の記憶より間違いがないはずだと言いやがった。

「じゃぁこれからウチに来い。確認しよう」とぼくはそいつに言った。実はウチには89年に3月あたりから90年5月あたりまでのビデオが残っているのだ。ベータテープだけれど。
で、一緒に確認すると「ほーれ見ろ。おれの記憶が正しかった」とぼくの勝ちとなった。それも圧勝である(勝ち負けがあれば)。


で、ここから本題。以前から感じていることなんだけれど、日本の場合、いったん文字になってしまうと盲目的に信じられる傾向がある(世界的にはわからない)。これはヤバイ。ほんとうにヤバイ。
雑誌はもちろん、新聞にも間違ったことはしょっちゅう書かれている。その間違った文献を元に、また別の記事が書かれ、ときには伝言ゲームのようにさらに変化したりして…。

すると当事者がいくらそれは間違いだと言っても、新聞に書いてあるんだから当事者であるあなたよりも新聞のほうが正しいのです、なんて変なことが起こってしまうのである。

書き手がハイレベルな人間で、すべてのことをわかって書いていると思っちゃいけない。そう、作り手側にいるぼくが言うんだからホントなのだ。

少し前にこの番組のオムニバスCDが出た。が、音はもちろんだが映像も含めての番組だったので、無理かもしれないがDVDの発売を望みたいところだな。

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