『億を稼ぐトレーダーたち』に登場するなかで、付き合いがいちばん長い「柳葉輝」氏の話の続き。

10億以上の資産をつくったスーパートレーダーの柳葉氏も、最初はフツーの人だった(当たり前の話だ)。芽が出る前の柳葉氏はさまざまな手法を研究をしてきたが、彼が飛躍するきっかけになったのが、本書のインタビューでも語っている『ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法(ラリー・ウィリアムズ著、日本経済新聞社)』を読み、しっかり日本市場で検証したうえで実践したことであった。

ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法
ラリー ウィリアムズ Larry Williams

日本経済新聞社 1996-12
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この本についてぼくはヒトコトある。当時のぼくも持っていたが、前半部分が当てものみたいな内容が続いてカッタルクなり、途中で読むのを放棄していたのだ。これ、けっこう同じような人がいるようだ。だが実は、後半にとても役立つことが載っているのである。もったいないことをした!

さて、ぼくの記憶によればラリーの本に触発された柳葉氏は、2000年以前の時期にはすでにパラジウムのデイトレードをはじめている。次に日経225の実験を兼ねたデイトレードでは利益を積み重ね、大きな手応えを感じていたはずだ。
そして証券会社、取引員の発注環境や手数料状況が整った2002年には、すでに自動発注システムを組み上げ、ガソリンのデイトレードで毎月大きく稼ぐようになっていったのだ。その後、個別株のデイトレードも行い億レベルを稼ぐトレーダーになったのは本書にあるとおりである。じっくり読んでほしい。ちなみに過去のメールのやり取りを確認したところ、2003年8月には個別株の自動デイトレードをやっていた。スゴイ!

いまや、「損切りが大事だよ」「やっぱトレンドフォローだよね」「いやいや、オシレーターを使って逆張りで」「ポジションサイジングがね」「塩漬けなんてもってのほかだろ」なんていうトレード話を、だれでもする時代になった。
が、現在とは全く異次元とさえいえるほどトレードの情報がプアな時代からトレード技術を着実に積み上げて大成功した柳葉氏のインタビューを紹介できたことは、とても大きな使命を達成できた気がしている。日本で5本の指に入る優れた個人トレーダーだと思っている人物なのだ。


次回以降は、各インタビューイに関連する書籍を紹介していく予定。やや時間をいただくかもしれないが、ご期待願いたい。

億を稼ぐトレーダーたち―日本版マーケットの魔術師たちが語る成功の秘密億を稼ぐトレーダーたち―日本版マーケットの魔術師たちが語る成功の秘密
林 知之

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