vagabondな社長Blog

相場のことからJAZZのことまで

音楽!

Weather ReportのDVD『Live In Germany 1971』

本の話題ばかりなので息抜きに、先日買ったジャズフュージョングループ「ウェザーリポート」の1971年のライブDVDがとてもよかったので紹介。
最初はHMVで注文したのだが、しばらくしてから廃盤とのことで入荷せず。しかし、アマゾンには在庫があったのでこちらですぐ買えた(いまはHMVも在庫ありになっている。そういうことはよくある)。日本版もあるが、おそらく高いだけなので好きなモノを買えばよろしい。リージョンは0なので輸入盤で問題なし。
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Weather Report

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HMVで購入するときはこちら Weather Report/Live In Germany 1971

さて、アマゾンでの商品名は『ライブインハンブルグ1971(Live in Hamburg 1971)』だが、パッケージには『ライブインジャーマニー1971(LIVE IN GERMANY 1971)』とある。が、輸入盤関係はそういうことはよくあるので、気にせず行こう。
以下は、リアルタイムに音楽の感想が書けるか実験したログ。ほぼ無修正である。

メンバーはジョー・ザヴィヌル(Key)、ウェイン・ショーター(ts,ss)、ミロスラフ・ヴィトウス(b)の3人のリーダーに、アルフォンソ・ムザーン(ds)、ドン・ウン・ロマン(per)というほぼWR1期のメンツ。内容はテレビ局でのスタジオライブ。客は入っていないね。

演奏スタート。黒幕を張った殺風景なスタジオ。ドン・ウン・ロマンはパーカッションだが、カウベルのほかに普通のサンダルも叩いたりしてる。いまはギロをこすってる。
ショーターはテナーサックス、ヴィトウスはエレキベースでスタート。
ザビヌルは不協和音ビシバシ入れながらのキーボードワーク。ドラムはアルフォンソ・ムザーン。演奏は無残ではない。
ショーターはいつのまにかソプラノサックスにチェンジ。
ドン・ウン・ロマンはパーカッションのくせにフルートも吹いている。きちんとセットしておくんじゃなく、木のテーブルの上にたくさんのパーカッションを並べている姿は、ライブでの仙波清彦と同じようだ。いつのまにか、ヴィトウスはウッドベースの弓弾きに。

40年前の映像とは思えない鮮明さ(最近のHDライブ映像みたいに被写界深度が深すぎないのでかっこいい)。音もいいぞ。

ウッドベースの弓引き、クイーカやトライアングルなどのパーカッション、フェンダーローズにストトトトとタイトにドラム。チョー怪しいフリーキーな演奏。ここにテナーからソプラノに持ち替えたショーター。夜明けの雰囲気。ドンウンロマンのホイッスルは鳥のイメージか。メドレーなのでわかりづらいが、いまは2曲目のOrange Lady(だと思う)。

ブレイクが入って、ザビヌルのキーボードで次の曲に移行。曲名はSeventh Arrowになっているはずだけど、なんか違う気もする。
ドラムとパーカッションの掛け合いに、ザビヌルが煽る。
エレベのヴィトウスとソプラノのショーターが入る。ますますフリーキーで混沌の雰囲気に。カメラワークもいいし、演奏すごい。ほんとうにこれは40年前なのか?
ちなみにヴィトウスのベースのストラップはけっこう短めである。おっ、次の曲に移った。
5曲目に移った。パッケージの曲名は「TH」となっているが、「オノリスコーザ」みたいな気がするけどわかんねーな。出だしはここもキーボードのザビヌルですな。譜面がないセッションだから、ザビヌルのフレーズが合図になっているんだろう。

ショーターはソプラノで弓弾きのヴィトウスとテーマをユニゾン。
ビミョーにヴィトウスがずれていってかっこいい。テーマが終わるとドンウンロマンがビリンバウでいい雰囲気を醸しだす。
ドラムがスティックをマレットに持ち替えた。マレットだが、繊細に叩いている。
ザビヌルはキーボードでバネのような音で出す。後年のような機材いっぱい状態ではありません。シンプルな機材ながらも自在に演奏。

フリーキーな演奏が続いたあと、またテーマに戻る。ショーターのソプラノと弓弾きのヴィトウスとユニゾンになったりハモるテーマはかっこ良し。
ナチュナルなフェイドアウト(PAじゃない人力FO)を経て、ふたたび破壊的な音色のキーボードで次の曲に。
この曲(これがTHだろうか?)はテナー、エレベ、キーボード、ドラム、パーカッションの編成。

おお、ドラムのムザーンが歌い始めた。
普通に歌がうまい。ファンキー。
演奏がちょーフリーキーになってきた。ザビヌルのキーボードの音色がギターライクでサックスを煽る。
ショーターがテナーをソプラノに持ち替えて、エレベがボーンと一音いれたところで雰囲気が変わる。キーボードも普通の音色に戻る。
テーマをみんなでユニゾンしたところで、唐突に終わる。うーん、いいね。

以上、約50分のメドレーだったが、だれも譜面を見ていないので、すべての流れはフレーズの合図を決めていたんだろうな。ジャコが加入する以前のWRの映像はほとんどなく、 発売されているウエザーリポートの最初期の映像だと思うが、これはいいライブだねぇ。40年前のものだけど、おすすめ!
あと、パッケージの曲名表示が間違っている気もするけれど、アルバムにあたらずに記憶で書いたので確認していないのでそこはよろしく。


近日発売予定の発掘DVDもドイツのライブ。曲目を見ると、ベースがアルフォンソ・ジョンソン〜ジャコ・パストリアス〜ビクターベイリーの3時代にわたっている模様。これも注目。
ベスト・ライヴ・セレクション~ザ・ジャーマン・コンサーツ(仮) [DVD]ベスト・ライヴ・セレクション~ザ・ジャーマン・コンサーツ(仮) [DVD]
ウェザー・リポート

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ジョー・ザビヌル[Joe Zawinul]死去

この日記で何度も取り上げてきたジョー・ザビヌルが
11日亡くなった。75歳。

8月7日に入院したというニュースがあったんだが、この人は不死身なんじゃねーのかと思えるくらいマッチョな爺さんなのでまさかの思いだ。
直前まで長期ライブツアーをやっていただけになおさらだな…。

昨日からぼくは、キャノンボールグループ時代〜ウェザー・リポート〜ザビヌルシンジケートと続けて聴いて、喪に服している。

スポニチの記事
The Official Website Of Joe Zawinul

ショーターと

追記/KURIERというサイトに良い写真があった。亡くなる前のギリギリでウェイン・ショーターと久々に共演ができたみたいだ。これ聴きたいな。

タモリがジャズレーベルをたちあげた

ふたたびこのブログだけで旬なタモリの話題だ。
先週末に放送された『タモリ倶楽部』の空耳アワーで、タモリが安西肇にチラッと発言した内容。

「3000枚売れれば十分いけるのよ」
「ジャズレーベルおれ作っちゃったの」
「細々とやろうと思って立ち上げたんですよ」

おお、3000枚ってのはリアルな数字だぜ。

ぼくの2002年年賀状には、「今年マイルストーンズはジャズレコード会社になるらしい」と書いてある。
出版と同じノウハウでジャズ専門のレコード会社をやろうと思い、ぼくも当時まったくタモリと同じようなことをあちこちで話していたことを思い出した(もちろんうちの会社の定款には、レコード会社という項目も入っている)。
ジャズはポップスと違って制作費が大きくならないし、零細出版社のノウハウでいけると踏んでいたわけだ。デザイン等のグラフィック関係は自分でできるわけだから、ブルーノートレーベルのように統一感を出して現代のリード・マイルス(のちにカメラマンとして有名になったグラフィックデザイナー)でも目指すか、なんて考えていたのだ。
口だけじゃなく、いろいろ勉強したり交渉したりと動いてみたんだが、権利処理はほぼわかったんだが、ミュージシャンとの契約がなかなか難しく(こちとら経験がないわけだからな)、結局1枚もリリースできずに現在に至る。


タモリのジャズレーベルというのが「ONE」だ。

B000P0I7M8For You
鈴木良雄トリオfeaturing海野雅威

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タモリと、名ベーシスト鈴木良雄に、有名プロデューサー伊藤潔、独立系レーベル55 Records代表の五野洋による強力なチーム。伊藤氏以外は、ベイシー店主と同じ早稲田大学つながりだ。こんな有名どころが揃って「細々やる」っていってるんだから、やっぱぼくには無理だったかもしれん。
まぁでも会社を潰すまでには、ぼくもなんとか1枚くらいはだしてぇな。

タモリの伝説

せっかくだからタモリのことをもう少し。

サングラス姿のタモリしか知らない若い世代によって、いろいろな憶測が飛び交っている。先日イカ天の件でも問題にした『ウィキペディア(Wikipedia)』の「ノート:タモリ」の項を見ると、失明についての議論がされていた。

ただこの件は、デビュー当時にさんざんメディアで露出済みなのだ。何をいまさらの感が強い。右目の視力がないことは、タモリを世に送り出したジャズピアニスト山下洋輔氏のエッセイや評論家平岡正明氏の著作にも普通に書かれていたことなのだ。下の本2冊には、タモリデビュー当時のいきさつがたくさん書かれている。絶版本なので手に入れづらいが読めばけっこうwikiは間違っているのがわかるはずだ(いくつかぼくもwikiに書き込んだのだが、編集合戦に巻き込まれて消されてしまった)。

タモリだよ
ピアノ弾きよじれ旅

そしていまや「なぜサングラスをしてるんですか」などと聞く人もいないだろう。完全に「タモリ=サングラスでテレビに出ている人」と認識されているため、あえて言う必要もないから言わないだけであり、別に隠しているわけではないと思う。

それから、サングラスをしていない姿も昔は珍しくなかった。90年ごろまでは女装や物まねをするときはひんぱんにはずしていたのだ。右目をそんなに隠すつもりはなかったことの証拠だろう。
87年4月に放送された『今夜は最高!』の総集編では、過去の放送でさまざまな人物や動物に扮した姿がでてくるが、そこではピンクレディーや、チャーリーズエンジェル、大橋巨泉、竹村健一、女形、ドラキュラ等、15ものタイプのサングラス無しタモリを見ることができる。

今夜は最高ピンク

今夜は最高チャーリー

今夜は最高巨泉


『今夜は最高!』は、1981年4月〜1989年10月まで続いたパイオニア一社提供による30分のバラエティショー。ステレオ放送が珍しい時代でもあり、いかにもオーディオビジュアルメーカーがスポンサーらしい番組であった。
内容はタモリが番組ホストとなって、女性ゲストと男性ゲストが毎週一人ずつ呼ばれ、コント、トーク、ミュージカル、歌などを織りまぜた豪華なバラエティショーだった(1回の収録に3日もかけていたという)。この番組のために、大学時代からしばらく遠ざかっていたトランペットを吹くことになる。
昭和60年度民間放送連盟のテレビ娯楽番組部門最優秀賞を受賞した「オペラ昭和任侠伝」の回はいまでも語りぐさになっている(下の写真はフィナーレ部分だ)。和田アキ子と斎藤晴彦がゲストで、コント、トーク、芝居、歌とすべてがバチッと決まったスゴイ回だった。これがきっかけとなって、アングラ俳優の斎藤晴彦はKDDのCMが決まったほど。
なお、すごく充実しているファンサイトがある。いったい、どんな人が運営しているんだろうか。

今夜はオペラ任侠

カーメン・マクレエのすごさ

カーメン2


今回はジャズヴォーカルCDのオススメである。
紹介するヴォーカリストの名は「カーメン・マクレエ」。

かつては、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルドとカーメンが三大女性ヴォーカルと呼ばれていた。ぼくは個人的には晩年のサラがいちばん好きなのだが、カーメンによる1968年、1971年のライブ盤2枚は最高であった。
今年になるまでそれに気づかなかったぼくは大バカ者である。

カーメン1


たいがいのジャズ本によると、彼女の代表作は『ブック・オブ・バラード』(写真上段右上)となっている。当然それも聴いてはいるし、CDも持っていた。だが50年代のこのへんの紐付き(ストリングス付きのこと)バラードアルバムは全曲聴くとけっこー退屈なのよ。
本当に歌がうまいと思うし、感動的でさえあるのだがアルバム途中くらいでかったるくなって「よくわかりました。もうけっこうです」という状態になっていたんだな。
しかし、ひょんなキッカケで買った、今回オススメするライブ盤2枚が最高で完全にノックアウトされたのだ。

B000BDJ228カーメン・ライヴ・アット・センチュリー・プラザ(完全盤)
カーメン・マクレエ ノーマン・シモンズ チャールス・ドマニコ

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そのうちの1枚『グレート・アメリカン・ソングブック』は一般的にも名盤扱いとなっているようでよく知られているが、『カーメン・ライヴ・アット・センチュリー・プラザ(完全盤)』がさらにイイ。ぼくはこれを聴いて『グレート・アメリカン・ソングブック』も急いで買ったのであった。写真の『カーメン・マクレエ・ライヴ〜ジャズ・スタンダードを歌う』は86年の東京でのライブDVDで、映像付きなのはうれしいんだが残念ながら内容はちょっと落ちる。

B000LZ53GUグレート・アメリカン・ソングブック(完全盤)(紙ジャケット仕様)
カーメン・マクレエ ジョー・パス チャック・ドマニコ

ワーナーミュージック・ジャパン 2007-02-21
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B000AHQEVMカーメン・マクレエ・ライヴ ~ジャズ・スタンダードを歌う
カーメン・マクレエ

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ジャズを聴くのが慣れていない人でも、スタンダードナンバーとともに、サイモン&ガーファンクルや、ビートルズ、スティービー・ワンダーなどの歌もあるのでとっつきやすいしカーメンのすごさがわかりやすいだろう。

たとえば『ライヴ・アット・センチュリー・プラザ』の1曲目について書いてみる。この「夢見る喋々(ELUSIVE BUTTERFLY)」という曲はボブ・リンドというシンガーソングライターの当時のヒットチューンらしいのだが、この演奏がまた素晴らしいデキなのだ。

観客の拍手があり、そこにすぐベースがボボボンボボンボと入ってきて、ミディアムテンポを提示。気持ちよくグイグイくるベースラインが聴き手を「ハッ」とさせ、これからのステージの期待感を高めていく。
10秒あたりでカーメンが「Tyank you very much, Ladies and gentleman. A very good evening to yo.」とあいさつをし、一呼吸あってからすぐに歌い出す。
「♪You might wake up some morning〜」しばらくベースとのデュオ。
36秒ころ「♪Out on the new horizon〜」スネア一発とともにドラムが入ってくる。しばらくはタイコはぐっとガマンでハイハットシンバルのみをチキチキ。あいかわらずベースは同じくブンブンと素敵なラインをとっている。
サビ前の終わりあたりでシンバルがスツツツツツときて軽くブレイク。
1分すぎ「♪Don't be concerned, it will〜」のところで再びスネア一発後にやっとピアノが入ってくる。ここではじめてバックがピアノトリオ編成になるわけだ。ドラムはあいかわらずチキチキというシンバルワークのみで、ピアノは淡々としたバッキング中心。
1分20秒あたりで1コーラスがおわるとともに、ストトトトトとはじめてドラムロームがありシンバルワークはスチンスチンとはねるようになり、タイコも自由に叩き出す。ベースはあいかわらず強力なラインを取り続け、ピアノのバッキングも強めになり全体がどんどん盛り上がっていく。
そして全体を通したカーメンによる圧巻の歌唱。スィングしまくって、あっというまの2分53秒である。
とにかくうまいだけでなく楽しいのだ。「ザッツ・エンターテインメント」である。しかも、アルバムに収録されている曲すべてが絶品だ。

音楽好きならジャンルにこだわらずぜひ聴いてほしい一枚。いや絶対に聴け!

壮大なネタあかしがある本

どんどんネタが古くなるのでもう一つ書く。
今年1月24日に書いた本のことだ。

JOE ZAWINUL on the creative process―ウェザー・リポートの真実JOE ZAWINUL on the creative process―ウェザー・リポートの真実
山下 邦彦

リットーミュージック 2006-07
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おすすめ平均

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70〜80年代に第一線を走り続けた伝説のフュージョン・グループ「ウェザー・リポート」。解散後もリーダーの2人は70を超えてバリバリの現役だ! 
その双頭リーダーの1人、ザヴィヌルの本だ。読みすすんでいくと、すごい衝撃をうける。

WR1250


WR1248


この本には「ウェザー・リポート」が、実際のレコーディングやライブで使った手書き譜を含む「楽譜スケッチ250枚」が世界初公開されている。
また日本の音楽評論家、山下邦彦によるシツコくも偏執狂的なインタビューや考察によって、長い間謎に包まれていたサウンドの秘密にかなりのところまで迫っている。ジャコのベースラインがかなりのところまで書きこまれていたこと、ザビヌルの作曲法がインプロビゼーションで全く書きかえていなかったこと…。びっくりすることが満載だ。
シンセの配線図などもあって、音楽をやる人には興味が尽きない本だろうな。

WR1245



CDが再発されているいま、この本も合わせて読むことをオススメしたい。5250円の本なので学生さんなどにはツライだろうが、音楽でメシを食わないぼくにとっても安いと思うのでがんばって買うべし。
デザインや相場の本でも、ここまで実践法や思考法までの内面にせまりくったものがでないものだろうか?

ダマされ続けるジャズマニア

こちとら、プライベートはあいかわらずの音楽三昧である。

16のときにジャズなんか知っちゃったもんだから、高校は中退するは、バイト生活の元祖ニートで、そのあとなんやかんやあって(書き出すときりがないので略)グラフィックデザイナーになっていまに至る。音楽をやる才能はなかったのでこっちはもっぱら聴くほうが専門だ。

WRkami


多くのジャズマニアがそうであるように、ジャズ好きはアルバムを買って買って買いまくる(こんな感じ)。すでに持っているCDも、買ったことを忘れて同じものも買う。リマスタリングで音が変わったといってはまた買う。ジャズフュージョンファンならわかってもらえると思う。
フツーの人からするとバカに見えるだろうが、ジャズの世界はそーいうバカな人に支えられている一面があるのはレコード会社は否定できないだろう。

で、またいいカモであるぼくらに向かって大量の再発CDが発売された。ウェザーリポートなんである。日本では97年に紙ジャケットでリマスター再発売され、00〜01年にはDSDリマスター紙ジャケで再発売。
そして今年、再び違うDSDリマスター紙ジャケで4〜5月に再発売である。実は00〜01年盤の音が悪かったので、今回もいくつか買い直した。今回のリマスターはけっこういいデキなので、来月も買う予定が数枚ある。ウェザーは懐かしんで聴いても、いまの音楽として聴いてもやはりよいなぁ。

そして、旧譜だけでなく最近の音楽だってどんどん聴くので収拾がつかない。マゾのようだが、ジャズにとりつかれてしまったらそんなもんだ。
すばらしい音楽には、ただただ頭を垂れる思いでついていくのみなのである。

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「イカ天キング」と「仮イカ天キング」について

4月8日の記事の続きである。
友人の記憶と食い違いが生じた内容とは「イカ天キング」「仮イカ天キング」の扱いについてであった。え、どうでもいいだろうって? それを言っちゃぁおしめぇよ。

判定


友人がよりどころにしたという『ウィキペディア(Wikipedia)三宅裕司のいかすバンド天国』にはこう書いてあった(2007年3月中旬時点)。

------------------------------------------------------
イカ天キングとチャレンジャー賞受賞者との対決で、7人の審査員の多数決で決まる。
 (中略)
キングとなった週を含め、5週勝ち抜きでグランドイカ天キングとなる。
 (中略)
グランドキング誕生の次週はキング不在となるため、チャレンジャー賞受賞者がそのまま「仮イカ天キング」となり(この仮キングの週数は勝ち抜き週数にカウントせず、賞金も無し)、次週で勝てば晴れて正キングとなり、負ければ仮のままで終わる。
------------------------------------------------------


この文中の“チャレンジャー賞受賞者がそのまま「仮イカ天キング」となり”という部分が間違えているのだ。
先日、一度ぼくが修正したんだが、少し勘違いして書いた部分があったせいか、再び別の人に元の内容に書き換えられてしまい、今日現在間違ったままなのだ。
正しくは以下の通り。

------------------------------------------------------
グランドキング誕生の次週はキング不在となる。したがってそのままキング不在で番組が行われ、その週の最優秀バンドがキングになる。
しかし初代グランドイカ天キング(FLYING KIDS)が誕生した翌週のパニック・インザ・ズゥは、まだキングの実力かどうかの判断ができないということから、「仮イカ天キング」という措置がとられた。
この仮キングの週は勝ち抜き週数にカウントされず賞金もなし。次週で勝てば正キングとなり、負ければ仮のままで終わるというもの。ちなみに2代目グランドキング(BEGIN)が誕生した翌週のカブキロックスも、仮イカ天キングであった。
------------------------------------------------------

フライングキッズ


もう少し補足してから、Wikiに書き込む予定だ(2007.4.20に訂正済)。
こういったフツーの人にはどうでもいいことにツッコまずにはいられないのが自分の性分だし、自分の職業の特長である。だからコダワるのは当然なのだ。

それにしても、ついでに番組を見直したりしたんだが、当時は気がつかなかったところがたくさん見つかっておもしろいなぁ。生放送だしそうとうアバウトだったと思うが再視聴に耐えられる番組だ。
さらにジジイになったら、全部見返そうと思った。

マサ子さん



懐古的な特集のオムニバスCDが出ている。しかし、音はもちろんだがさまざまなやりとりの映像も含めて楽しむ番組だったわけで、無理かもしれないがDVDの発売を望みたい。
B000BYWQES30-35 vol.7 「イカ天」特集
オムニバス 茂木淳一 たま

Sony Music Direct 2005-12-28
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文章に権威を感じるヤバさ

みなさんは『イカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)』を覚えているだろうか? 
平成元年にTBS系で放送されたこの番組は、当時萌芽のあったバンドブームに火をつけ、深夜番組にもかかわらず音楽好き以外も巻き込んで全国的な一大ムーブメントとなったのだ(だが、関西エリアだけは全く放送されなかったので知らない人も多い)。

イカ天トップ



で先日、このイカ天について知人と話をしていたら、たくさんのことで食い違いが生じたので驚いた。というのも、ぼくは1回目から審査員が変わるあたりの約1年数ヵ月、熱心にず〜っと見ていたから番組の内容についてはとても自信があるのだ(ぼくはもちろんジャズ以外も聴く)。

で、よくよく聞いてみると相手の知識は、イカ天についての単行本や雑誌記事、そしてインターネット百科「ウィキペディア」からだったのである。そいつは文献によるモノだからおまえ(ぼくのことだ)の記憶より間違いがないはずだと言いやがった。

「じゃぁこれからウチに来い。確認しよう」とぼくはそいつに言った。実はウチには89年に3月あたりから90年5月あたりまでのビデオが残っているのだ。ベータテープだけれど。
で、一緒に確認すると「ほーれ見ろ。おれの記憶が正しかった」とぼくの勝ちとなった。それも圧勝である(勝ち負けがあれば)。


で、ここから本題。以前から感じていることなんだけれど、日本の場合、いったん文字になってしまうと盲目的に信じられる傾向がある(世界的にはわからない)。これはヤバイ。ほんとうにヤバイ。
雑誌はもちろん、新聞にも間違ったことはしょっちゅう書かれている。その間違った文献を元に、また別の記事が書かれ、ときには伝言ゲームのようにさらに変化したりして…。

すると当事者がいくらそれは間違いだと言っても、新聞に書いてあるんだから当事者であるあなたよりも新聞のほうが正しいのです、なんて変なことが起こってしまうのである。

書き手がハイレベルな人間で、すべてのことをわかって書いていると思っちゃいけない。そう、作り手側にいるぼくが言うんだからホントなのだ。

少し前にこの番組のオムニバスCDが出た。が、音はもちろんだが映像も含めての番組だったので、無理かもしれないがDVDの発売を望みたいところだな。

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オムニバス 茂木淳一 たま

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Crow's chorus

今日の昼メシの帰り道、すばらしいコーラスグループを発見した。

わりとでかい家にある庭の木に、カラスが3羽寄り添って鳴いていた。
なにか不思議と一定のリズムを刻んでいる。
印象的なので、足を止めて聴いてみた。

「グァーーグァーーグァーーグァーーグァーーグァーー」
「        カァカァカァ      カァカァカァ」

A)1羽が低い声でベースのような役目をしていてその3拍目ごとに
B)もう1羽がスタッカートの効いた声で3回早く鳴く。

C)さらにもう1羽は、1オクターヴ高い声を駆使してさまざまなタイミングで
「ア〜〜〜ッ ア〜〜〜ッ」
 とロングトーンで鳴いていた。これがメインボーカルに違いない。

なにかのリハーサルだったのだろうか??
カラス界でさぞかし有名なグループに違いない、と思ったのである。

『ザヴィヌル ウェザーリポートを創った男』を読んで

土曜日に『ザヴィヌル〜ウェザーリポートを創った男』を読みおえた。

ぼくが気にいるタイプの本は、絶版になっちゃうことが多いので
気になったらとりあえず買っておくことにしている。ちょっと読んで続きが読みたくなるもの以外は、「積ん読」になっちゃうんだが(最近の相場の本はそればっか)。

さて、この本はジョー・ザヴィヌルという天才ミュージシャンの伝記。A4判、本文は2段組で360ページ以上あるにもかかわらず3日で読み終えた。実に読み応えのある本だったね。

ジョー・ザヴィヌルは、70〜80年代のジャズ・フージョンシーンのトップを走っていた「ウェザーリポート(WR)」の双頭リーダーのひとりで、70を超えたいまもバリバリの現役。なんでも今年、来日するようだ。もうひとりのリーダーはウェイン・ショーターで、一般的にはショーターのほうが高く評価されているが、ザヴィヌルがいなければ15年も高いレベルで活躍したWRというバンドは成立しなかった。

リアルタイムでWRを聴いていたぼくなので、当時を思い起こしながら読めば、音楽本としてまずおもしろく読める。そして、オーストリアに生まれた彼がジャズを極めるためにアメリカに渡り、キャノンボールやマイルスなどのサイドマンとして活躍しながらリーダーとなっていく過程、そしてその後のアルバム制作やツアーのプロモート等、「ビジネスとアートにからむ複雑な関係」を考えながら読むことができるのも興味深い。

“「アインシュタインは相対性理論をまとめている間、特許庁で働いていた。本で読んだんだが、進歩するにはまず安定した仕事を持たなければならないと彼は信じていたそうだ。毎日生き延びられるだろうかと心配している状況で、何かを作り出すのは困難だ」”
“六〇年代から七〇年代初期にかけて、「ジャズ界に身に置くものならマイルスとなんらかの関わりをもっていなければならない」と誰もが考えていた。マイルスを打ち負かすことができないなら彼と組む、そのどちらもできないのなら、彼と比較されることのない小さな居場所を見つけるしかなかった”(以上引用)

こういうのを20代のうちに読んで知っておけば、もっと悩まないでやってこれたろうな、とか思う。ぼくは30歳前後にデザインの分野で小さな居場所を見つける道に行ったわけだが、なんども本当にこれでいいのかと振り返りながらのろのろ進んだもんなぁ。
でも、20代で読んでも、わからなかったもかもしれネーか。実際「わかる」「わからない」って、そういうもんだよね。

4276232732ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男
ブライアン グラサー Brian Glasser 小野木 博子
音楽之友社 2003-10

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背中を押されてiPodを買ってしまった

こ、これは安いんじゃないのかな?
通常46,800円のものが43,500円で、さらに3,500円のギフト還元。本やCDをよく買う人なら価格ドットコムの最安値の店よりも安く買えてしまう(のかな?)。

B000AJ9T3AApple iPod 60GB ホワイト [MA003J/A]
アップルコンピュータ 2005-10-20

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数年前、製薬メーカーのポスター撮影時にカメラマンが持っていた初代iPodを見たときに、すぐに商品の特性とデザイン性からこれは欲しい!と思ったんだけれど、家で仕事をしている関係で必要にせまられなかったのと(いつでも音楽が聴けるからね)、買いに行くと欲しい製品の在庫がないことからいままで購入しなかったんだよね。
が、先日カーステのカセットやCDが壊れたので、クルマで音楽が聴けなくなってしまったこともあり、別売りトランスミッターでFMに飛ばせるiPodが欲しくて仕方がなかったのだ。
良いきっかけだと思ったので、いまさっそく注文した。早く届かないかなぁ、いまからとても楽しみにしているんだ。

ジャコのことを書こうと思ったらハマってしまった

ジャコのことを書こうかと思って聴き直しはじめたら、とんでもなくハマってしまった。
デビューアルバムからブートまでの自己名義アルバム数十作、ウエザーリポート所属時の諸作、ジョニミッチェルとの競演盤やパットメセニーとの競演盤、それに書籍「ジャコパストリアスの肖像」の読み返しなどなど。
やはりジャコは天才だと思ったけれど、アドリブはあんがい弱かったんだな(いまごろ気が付いた)。ソロパフォーマンスになるとけっこうパターンが決まっているんだけれど、それでも聴けるのも不思議だ。

ジャコのことはもう少ししたら、きちんと書いてみよう。ジャコの人生は、仕事にもトレードにも恋愛にも示唆が多いと思うんだ。
それと、このブログではいくつか縛りを決めて実験的に書いてきたんだが(三題話的展開など)、くたびれてきたのでまた違ったパターンで書いていく。まぁ、内的なものなので読んでいる人にはどうでもいいことだろうけど。

ちなみに前回紹介したウエスのアルバムよりも、同じ編成なら下のやつの方がいいね。ギター−オルガン−ドラムのトリオで、オルガンは同じメル・ラインで、ドラムが「フルハウス」でも好演のジミー・コブに変わっただけ。3年の間に歌心がすごい向上している! たぶんジャズが苦手な人にも聴けるし、もちろんジャズファンも満足できるアルバムだと思う。
で、これを買うなら国内版の方がいいね。ベサメ・ムーチョ、酒とバラの日々、カナディアン・サンセット、そよ風と私といった歌ものやボサノヴァの間に、ディアリー・ビラヴド、ザ・トリック・バッグ等のジャズフィーリングあふれる曲が交互に収録されていて、別テイク2曲は最後にまとめてある。アメリカ盤だと別テイクを続けて聴かされることになってノリが変わる。曲順ってのも重要なのだよ。

B000AMZ0SAボス・ギター+2
ウエス・モンゴメリー ウェス・モンゴメリー メル・ライン
ビクターエンタテインメント 2005-09-22

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ウエスのいちばん熱いアルバムはこれ「フル・ハウス」。解説無用! ジャズギターが嫌いだったぼくも20年前これを聴き、あっという間に改心しちゃいました。
B000AMZ0RQフル・ハウス+3
ウエス・モンゴメリー ウェス・モンゴメリー ジミー・コブ
ビクターエンタテインメント 2005-09-22

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Word of Mouth

木曜日の書きかけを加筆修正しました(めんどくさくなって、あまり変わっていないけれど)。

週末も相場はとりあえず、順行した。最高益更新。
ただし、1つの銘柄が値幅制限に助けられている可能性もあるので本質的な部分はわからない。
でも値幅制限で儲け損なっていることもこれまで何度もあるんで、なんともいえないけれど。なんたって先物は世界的にもインチキな部分が大きいからね。噂が噂をかけめぐって…。
日本も、アメリカみたいにストップバリバリの時は、一定時間をおいて値幅制限をもう1段はずして再開とかやればいいのになあ。

それと本日付の「株式新聞」の書評に小社発行の『本当に成功したい人の低位株パソコン投資術』が紹介されました。この投資法のFAIもいい感じですよ。なにしろやり方が難しくないのがいい!お求めはこちら


天才ジャコの最高傑作。ジャズファンじゃなくっても、このアルバムの美しさはわかるだろう。デビュー盤も、日本のオーレックスジャズフェスのも、バースデイコンサートのとか、クスリでダメになっちゃった最後あたりのブートアルバムも愛聴しているけれど、これ1枚といえばやっぱこの「ワード・オブ・マウス」。フリーな1曲目が終わり、静寂が訪れたあとに始まる2曲目。ホーンによるイントロがはじまった瞬間、あっというまにしびれちゃうんだなぁ。これはほんっとーーに、すばらしいアルバムなのだ。
B00005HG4Nワード・オブ・マウス
ジャコ・パストリアス ハービー・ハンコック ヒューバート・ロウズ
ワーナーミュージック・ジャパン 1995-10-25

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次の3枚もいいので上が気に入ったらぜひどうぞ。
B00005HG30バースディ・コンサート
ジャコ・パストリアス ボブ・ミンツァー マイケル・ブレッカー
ワーナーミュージック・ジャパン 1995-10-10

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B00002SWIFTWINS1&2〜ライヴ・イン・ジャパン
ジャコ・パストリアス・ビッグ・バンド
ワーナーミュージック・ジャパン 1999-12-10

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B00005G4AHジャコ・パストリアスの肖像+2
ジャコ・パストリアス ハービー・ハンコック ランディ・ブレッカー
ソニーミュージックエンタテインメント 2000-08-18

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音楽オーディション番組とその日聴いたジャズ

月曜日は深夜の「歌スタ」という番組を見た。お笑いコンビ「アンタッチャブル」がブレイクする前の2002年くらいからファンだったため、彼らが出る番組は録画視聴するクセが続いているためこの番組も見続けている。
カラオケを使った音楽オーディション番組なので全体的にはしょぼいんだが、たまにおもしろい日もあるので、さっと見ているという感じだ。
今週のオーディションのコーナーはちっともおもしろくなかったが、「発掘!J-BALLADの秘宝」という別のコーナーでSUPER BUTTER DOGというグループ(?)の歌を歌ったシンガー舟久保香織という人がなかなか良かった。全く知らない人だが、短い時間の中でほかの歌も聴いてみたいと思わせる声だったな(ぼくはジャズだけじゃないんだよ)。
あと、エンディングに流れたPOSITIONという人の「慕情〜愛しい人よ〜」がいい曲だなと思ったら「あれ、これってGoin' Homeじゃん」と気づく。調べるとそれをアレンジし歌詞をのせたらしい。いい曲に決まってるわな。これってドヴォルザークなのね、はじめて気がついた。教科書にも歌付きで載っているんで、どっかのフォークソングだと思っていたよ(とぉ〜き やぁ〜まに ひーはおーちぃてー)。
聴きたくなったので、この曲が入っているのはうちに2枚あったので聴く。「デュエット/井野信義−レスターボウイ(廃盤)」
B000000YW5Goin' Home
Art Pepper with George Cables
Original Jazz Classics 1991-07-01

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井野のベースとレスターボウイのペットのデュオが心にしみる。隠れた名盤だと思うが残念ながら長いこと廃盤。もう一方のアートペッパーのほうもデュオ。ペッパーのラストアルバムで、クラリネットとジョージケイブルスのピアノのデュオ。派手さはないけれど心が安らぐ1枚。1年に1回は聴き返したくなります。

さて音楽オーディーション番組といえば、本来はそれではないにもかかわらずオーディション的性質をもってしまったイカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)は偉大だったな、とつくづく思う(浅ヤンは見ていないので知らない)。このおもしろかった初期の録画が1年分くらいあるんだけれど、時間があるときに全部見直してみたいなぁ。

ぼくの好きなジャズアルバム-3

とりあえず始めてみたジャズアルバム紹介だが、ここに書いたとおり、アップするからには責任を持とうと、アルバムを聴き直してみると印象が違ったり、新たにいいところを見つけたりで、書き直すという感じでなかなかたいへんだ。
まぁ考えすぎると続かないので、今回はここに書いたような芋づる方式の紹介でいってみよう。
あなたがもし第1回で紹介したロリンズの『サキソフォン・コロッサス』を気に入ったとしようじゃないの。そして歌心あふれる「モリタート」という曲が気に入った。または、ロリンズの太いテナーの音色が気に入った、いやいや共演者のいぶし銀のトミーフラナガンというピアノが気に入った−−など、どれかがあてはまったら、次のアルバムがあります。なんと3つとも当てはまっちゃう! ロリンズが少年時代にあこがれていたその人「コールマン・ホーキンス」。

B00008K75Tジェリコの戦い+2
コールマン・ホーキンス トミー・フラナガン メイジャー・ホリー
ユニバーサルクラシック 2003-05-21

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このアルバムはあの「モリタート」と同じ曲である「マック・ザ・ナイフ」をやっている。しかもピアノは同じトミー・フラナガン。テナーの音色はロリンズがアイドルにしていただけあって男性的な太い音である(余談になるが、最近のロリンズの音色は太くないのが残念)。
このアルバムは、後輩のロリンズのサキコロが録音されてから6年あとの作品である。

それにしてもこのアルバム、1曲目の「オール・ザ・シングス・ユー・アー」のしょっぱなから「ジェリコの戦い」「マック・ザ・ナイフ」と続き、しびれるのよ。とくに「オール・ザ・シングス・ユー・アー」の出だしとエンディングに使われる「デデダーン、デデダン、デデダーン」というフレーズがかっこいいなぁ。これってどこかで聴いたことがあるんだけど、調べてもほかのバージョンではこのフレーズがないんだよな。だれか知っていたら教えてください。

ちなみにこのアルバムは、紙ジャケブームが起きていた1995年ごろ、とにかくめぼしいものは買っておけと思って、テキトーに買っただけだった。なにが幸いするか本当にわからないものだ。それとメイジャー・ホリーという人は初めてここで聴いたのだがとても良いベースだった。
とにかくすばらしいアルバムである。ぜひお聴き願いたい。

ジャズアルバムの選び方

「JAZZを聴いてみたいけど、たくさんありすぎてなにから聴いていいかわからないよ」という人のために簡単にアドバイス。

まず、名盤といわれているものをいくつも聴いてみよう(はずれもあると思う)。
その中で気に入ったミュージシャンのものを、どんどん聴きすすんでいく「タテ方向パターン」。
その中で気に入った曲があれば、それが入っている違うミュージシャンのアルバムを聴く「ヨコ方向パターン」。
気に入ったアルバムで好演している別のミュージシャンのアルバムを聴いてみる「ヨコ方向パターン2」。
タテ方向、ヨコ方向なんてコトバはぼくがテキトーにつけたのでほかでは通じないのでお気を付けを。

CDrack


こうやって聴いていけば、芋づる式に世界が広がっていく。
気がつけば、あなたも聴きたいものがどんどん増え、所有アルバムは4000枚を超えてしまうだろう!
ところでうちは、このラックの外にも未整理のCDが山積みでとても困っている。CD版宮崎勤の部屋になりかけでなんとかせねばいかんよなあ。

コーラスG「myaa」初ワンマンライブを見て

月曜日は「myaa」初のワンマンライブに行ってきた。けっこう義理堅いぼくである。銀座界隈のライブハウスはあちこち言ってるが、このシグナスというライブハウスははじめてだ。店に着くと初ライブというのにお客さんがいっぱいで驚いた。

さて、かんじんのステージは、緊張とていねいに歌おうとしたせいだろうか、野球でいうところのボールを置きに行く感じになっちゃったかな。マイクを使いこなすんじゃなく、マイクに向かって歌っているところもあった。まぁ、初なのだしまだまだこれからだが、可能性を感じるところがはしばしに見られたので、これからもがんばってほしいと思った(お父さんの気持ちで見守りました、ってボクは独身なのでお父さんの気持ちってのはわからないんだが(笑))。うん、マンハッタントランスファー的なコーラスはやっぱユニークだしね。
1ステージの最後あたりにボーカリストの大野えりさんが様子を見にきて、3ステージはねたあとに愛のあるダメ出しをしてあげていました。一流の人からの言葉は伝わったでしょうね。

さて、駅からの帰りに家のそばの川沿いを歩くと、桜が9分咲きという感じだった。そういえば来週花見だったっけな。

ボクの好きなジャズアルバム-2

で今回は前投稿のコーラスグループ関連ということで、予定を変えてマントラのアルバム紹介にする。

B000002II2Vocalese
Manhattan Transfer
Atlantic 1990-10-25

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『ヴォーカリーズ』
ジャズコーラスの大傑作アルバム。85年、これが発売されたときはみんなぶったまげた。
「ヴォーカリーズ」とは、楽器のアドリブフレーズやアンサンブルフレーズに歌詞をつけて歌うもの。これまでのアルバムにも、1枚のアルバム中に1曲ぐらい入っているのもあったが、このアルバムは全曲ヴォーカリーズなのだ。バカテクが要求されるが、これはテクニックのひけらかしアルバムになることなく、とても楽しいアルバムになっている。このプロモビデオを集めたLD(これも楽しい!)と中野サンプラでのライブLDも持っているくらいだ。一曲目の「ザッツ・キラー・ジョー」でユーモラスにはじまり、C.ベイシー楽団の曲をベイシーオーケストラをバックにゴージャスによくスイングする「ランボー」(ギターはちゃんとフレディグリーンがきざんでます)。続いてロリンズの急速ナンバー「エアジン」を快調に歌う。一転4曲目はトミフラ(P)、リチャードデイビス(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)という純ジャズトリオにコーラスグループフォーフレッシュメンもゲストに迎えしっとりと「トゥ・ユー」。5曲目「ミート・ベニー・ベイリー」と8曲目「ブリー・ブロップ・ブルース」はシェリルがハイノートで盛り上げる。6曲目「ナイト・イン・チュニジア」はドント・ウォーリー・ビー・ハッピーでブレイクする前のボビー・マクファーリンが参加。7曲目のレイチャールズの「ロックハウス」はジャニスがソウルフルなソロを聴かせてくれる。これ、元曲がインストとは思えない! 9曲目「アイ・リメンバー・クリフォード」はアランがリードしながらしっとりと。バックはマッコイ(P)にロン(b)にグラディテイト(ds)とすばらしい。10曲目は9曲目を受けてクリフォードブラウンの名作「ジョイ・スプリング」というニクイ選曲だ。最後は急速調の「ムーブ」。この元曲が入っている「クールの誕生」というアルバムをボクははっきりいって嫌いなんだが、このマントラのはホットでカッコイイ。
これであっという間にこの至福のアルバムは終わる。

ちなみに、このアルバムで全面協力したジョン・ヘンドリックスは57年ころからヴォーカリーズのグループ「ランバート・ヘンドリックス&ロス」(3人の名前の列挙です)というのをやっていた。このアルバムと同じ曲をやっているのもあります。
ランバート・ヘンドリックス&ロス


B000002I8FMecca for Moderns
Manhattan Transfer
Atlantic 1990-02-22

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『メッカ・フォー・モダンズ』
初期マントラの代表作。えらく売れたと思う。LPでのA面がポップサイドでB面がジャズサイドになっている。ボクはどっちのサイドも楽しめた。ちなみにドラムは、バスドラが明らかにだれだかすぐわかるスティーブガッドがほぼ担当。
ポップサイドは2曲目「Boy from New York City」が特にハッピーな曲。ジャズサイドはヴォーカリーズに見劣りするのは仕方なし。だが最後の「バークリースクェアのナイチンゲール」のアカペラがあるだけで価値はぐっとアップするのだ。

B000002J15Tonin'
Manhattan Transfer
Atlantic 1995-02-14

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『tooni'(邦題/カバーズ)』
アマゾンのレビューでは悪評もあるみたいだが、ジャズ好きもそうじゃなくても楽しめるカバーアルバム。アトランティックからコロンビアソニーに移ってしょぼいアルバムを連発したあと、古巣アトランティックに戻った第一弾で、50、60年代のポップス、R&Bのカバー集で、なんだか選曲は山下達郎がやったんじゃないの?って感じ。粒ぞろいの名曲が揃ってる。


B000052612スピリット・オブ・セントルイス(サッチモに捧ぐ)
マンハッタン・トランスファー
イーストウエスト・ジャパン 2000-10-25

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『スピリット・オブ・セントルイス(サッチモに捧ぐ)』
最新作を聴いていないので、近作ではこれがいちばんかなぁ。ただ難点もある。
サッチモ(ルイ・アームストロング)の曲に取り組んだアルバム。ティムがいい味出している「オールド・マン・モーゼ」「ゴーン・フィッシン」がえらく楽しい。でも、米盤最後の「星に願いを」のスペーシーなサウンドはどうなのかなー、これがイマイチ。で、日本盤ボーナス2曲も同様にへんな音加工をしているのが大マイナス。「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド(この素晴らしき世界)」がねぇ、ドラムのブラシにへんなエコーがかかっているのと、管楽器が気持ち悪い(ジャケットを紛失したのでわからないがドラムも管もシンセかも)。歌はよいので、アカペラか、生ギター1本なら最高だったのに。最後の3曲がダメなのが減点だが、ほかは良いですよ。

ジャズレビューについて

この間アップしはじめたジャズレビュー。なんとか4回分くらい書いて、とりあえず1回アップしたんだが、改めて聴き直すと「記憶の印象とずいぶん違うな」とか思って再構成したりすることになり、このスタイルはけっこうシンドイことに気づく(いまごろ)。今日聴いたヤツとかを片っ端から書く方がラクね。が、それだと垂れ流しになるしなあ。

ところで3月16日に紹介した女の子4人のコーラスグループ「myaa」のPCサイトができたという連絡をもらったので紹介しておこうかな。
http://myaa.hustle.ne.jp/
明日ライブがあるみたい。まだどんな腕前かわからないので、聴きに行ってみようかとなと思っています。
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